駐車場の土間コンクリートには適切な養生期間が必要です
この記事では、外構工事として作業した駐車場土間コンクリートの養生期間について解説しています。
- いつになったら安心して車を駐車できるの?
- インターネットで調べてもどれが正解か分からない。
- 業者さんが設けた養生期間で本当に大丈夫?
生コンクリートは、時間の経過と共に硬化する材料です。
なので、適切な養生期間が必要になります。
養生期間についてお客様から質問されることが多いので、駐車場土間コンクリートの養生期間についてまとめました。
そもそも何故土間コンクリートには養生期間が必要なのか?
ズバリ、生コンクリートは適切な養生期間を得ないと強度が出ないためです。
生コンクリートはセメント、砂、砂利で配合した材料に、水を加えることで出来上がります。
皆さんも一度は見たことがあるかと思いますが、打設しているコンクリートはとても柔らかくドロドロです。
これを、職人さんが均一に敷き均し、金ゴテで仕上げることで駐車場の土間コンクリートが出来上がります。
しかし、見た目が仕上がっていても、しっかり固まっているわけではありません。
コンクリートは水とセメントが化学反応を起こし、徐々に固まっていく材料です。
少し専門的な話をすると、自社で土間コンクリートを打つ際の生コンクリートの呼び強度は基本的に21Nです。
この数字は生コン工場が打設28日後においてその強度が出ることを保証する数字なので、言い換えれば打設後28日経たなければ最大強度を得られないということになります。
乗用車を安心して駐車できるまでの養生期間
しかし、土間コンクリートを打設して28日経たないと駐車場に車を停められない訳ではありません。
車を駐車できるタイミングは施工する季節で変わりますが、一般的には5日程度、冬季は10日前後の養生期間が必要です。
ただし、車を駐車する際は急ハンドルや急ブレーキなどは禁物です。
タイヤとの摩擦でコンクリートの表面が崩れたりする原因になってしまいます。
自身の判断だけでなく、施工業者の意見もしっかり聞こう
駐車場の土間コンクリートの養生期間は基本的に5日程度、冬季では10日前後だと覚えておきましょう。
しかし、これはあくまで早急に車を駐車しなくてはいけない場合です。
上記でも解説した通り、生コンクリートは打設後28日経たないと最大強度は得られません。
なので、可能な限り養生期間を設けましょう。
また、自身だけの判断だけでなく、施工業者の意見もしっかり聞きましょう。
職人さんは長年の経験から、車を駐車するタイミングを熟知しています。
せっかく綺麗に仕上げてもらった駐車場も、車を駐車するタイミング一つで台無しになってしまう恐れもあるので、工事をお願いする際はこの記事を参考にしてみてくださいね。